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1歳半~2歳の間に起こるイヤイヤ期。その理由と対処法とは?

イヤイヤ期って何?

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ママの出産のため、パパと息子が1ヶ月の二人暮らし。

息子が

起きたくない!

ご飯を食べたくない!

お出かけしたくない!

公園から帰りたくない!

ハンバーグ食べたくない!

お片付けしたくない!

歯を磨きたくない!

とイヤイヤ駄々をこねる中で、ママの育児ノートがでてきます。

 

起きたくない! → 水を飲ませてあげる

ご飯を食べたくない! → 魚をほぐして乗せてあげる

お出かけしたくない! → 鍵を閉めさせてあげる

公園から帰りたくない! → シャボン玉をやらせてあげる

ハンバーグ食べたくない! → 小さいハンバーグを2つ作ってあげる

お片付けしたくない! → これはどこ?と聞いてあげる

歯を磨きたくない! → 「お口あーんして下さい」と言ってあげる

こういった子どもながらのルールに沿ってあげると、言うことを聞いてくれて、大きいハンバーグも食べれるようになった!と言う子どもの成長が描かれた動画です。

 

何をするにもイヤイヤ〜とダダをこねる子どもに「そんなにイヤイヤ言うなら勝手にしなさい!」と怒ってしまうこともしばしば。

 

この動画を見て共感した人も多いのではないでしょうか?

 

子どもがイヤイヤ〜とダダをこねる期間の事をイヤイヤ期と呼びます。

今回はそんなイヤイヤ期について解説していきます。

 

イヤイヤ期が現れる時期はいつからいつまで?

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イヤイヤ期が現れるのは1歳半〜2歳までと一般的に言われています。一般的には3歳のときには落ち着き、4歳ではほとんどど起きないと言われています。先程の動画にもあったように、自分ルールが達成できないと泣き叫ぶ子ども。これには実は「敏感期」と言われる子どもが自分自身を成長させる期間が原因です。

イヤイヤ期になるのはなぜ?【原因・理由】

イヤイヤ期の原因である「敏感期」について簡単にご説明します。

あなたは、お子さんがティッシュを箱から出してイタズラしているのを見たことがないですか?これは、日本の赤ちゃんだけではなく、いろいろな国で見られる赤ちゃん共通の行動なのです。赤ちゃんは、まだ手の力が発達しておらず、本能的に自分自身を成長させるための行動を取ります。モンテッソーリ教育という教育法の中ではそのような行動のことを「敏感期」と呼んでいます。

イヤイヤ期の原因は、「【秩序】の敏感期」と言われており、「場所」「順序」「位置」「やり方」「誰のもの」などにとてもこだわり、そのとおりにならないと駄々をこねる。という期間なのです。

ですが、この変化は抽象的な思考ができるようになるための基礎づくりの最中なのだそうです。決まった行動をすることによる安心感が、その後の自分のクリエイティブな行動に影響をするそうです。

イヤイヤ期の対処法・対応【1歳】

① 子どもの夢中になっていることを取り上げてはいけない。

子どもがしていること全てには理由があります。ティッシュを箱から取り出す時は、指の発達の促進や、ティッシュを取り出すのを見る視覚、そして、「シュッ」という音を耳で聞く聴覚。様々な能力を自分で身につけるためにしている行動なので、取り上げてはいけません。見守ってあげることが1番の対応なのです。

② 代わりに同じような行動をさせてあげる。

とは言え、赤ちゃんがしていることが危険なことである場合もあります。ティッシュも喉につまらせたら危険ですし、ゴミの拾い食いなども危険です。そのため、赤ちゃんの様子を見て、今この子は何がしたいのだろう?代わりに何を与えてあげれば危険でなく同じような行動が取れるのであろう?ということを分析してみて下さい。

③ 伝え方、やり方を変えてみる。

最初の動画でもあったように、子どもなりのルールがありイヤイヤと反抗をするため、そのルールがどうなっているのか?というのを考えながら対応してあげて下さい。時間と心に余裕を持って対応をしてあげれば、その子なりのルールが見つかった時に一緒に喜べるはずです。

イヤイヤ期の対処法・対応【2歳】

①本人に何をしたいのか聞く。

2歳になるとお話ができるようになり、何が嫌なのか分かるようになります。よくあるのが、自分で家の鍵を閉めたい。自分でバスを降りるボタンを押したい。などです。そういった話を聞いてあげて、思う存分やらせてあげて下さい。

② 褒めて、一緒に喜んであげる。

子どもが駄々をこねるのにはいくつか理由があります。「嫌われる勇気」で有名になったアドラー心理学という学問の中では、お母さんに存在を認めてもらいたい。という心理から子どもはいい子にも悪い子にもなる。と言われています。

子どもは、小さなの世界の中で生きています。いつも一緒に居る親が自分の世界のほぼ全てです。その為、お母さんに褒められたい。かまって欲しい。あわよくば24時間かまって欲しい。それぐらいの感覚で生きています。

最初は子どもは良いことをします。ですが、親がそれに反応を示さなくなると、悪いことをして、反応を見ます。怒られる >> 無視されるという判断を本能的にやっているのです。

そのため、イヤイヤ〜と言われても、「よしよ〜し、すごいね〜できるね〜」と褒めてあげることで、安心感を持ってもらえる可能性はあります。

③ 一旦無視する

泣いてばかりでどうしようもない場合は、一旦無視するというのも一つの手です。特に家の場合は他の人の迷惑にもならないので無視は有効です。無視したら気がつくと他のことに集中しているなんてことはよくあります。子どもの興味は色々なことに向くので、これに対処している時間も勿体無い。勝手に育ってくれ〜という感じで無視するのも一つの手です。

④ イヤイヤ期の叱り方

2歳になるとこちらの伝えたいことも理解してくれるので、しっかりとダメなものはダメ。と説明する必要があります。とは言え、叱る。と言う考え方はNGです。叱るというのは、上の人からしたの人に怒る。と言うような形ですが、子供に対して感情的に怒っても、効果はありません。

合理的に、分かりやすく何がダメなのか伝える。というのが正しい叱り方です。『諭す(さとす)』とも言われ、大きい声を出す必要もありません。「これは危ないからダメって言ったよね?落として割れたらお母さん悲しいよ?●●くんも大事なおもちゃ壊れたら悲しいでしょ?」というような感じで諭してあげて下さい。

イヤイヤ期のしつけは育児力が試される

イヤイヤ期のしつけは子育てにおいてもかなり大切です。やりたいことを好きなだけやらせてあげることで子どもは成長をしていきます。とは言え、2歳〜3歳になると、ダメなことはダメ。と理解する必要もあります。

親として、子どもをしつけるためには、第一に「愛」が必要です。怒ったときこそ抱きしめて、あなたのことが大好きだから怒るのよ。と子どもに伝わるような諭し方をしてあげて下さい。子どもは愛を感じて、新しいことにチャレンジしていきます。

大きい声で感情的に怒らないためにも、心に余裕を持って子どもと接してあげて下さい。また、自分ルールに沿ってやりたいことが出来た。今までできなかったことが出来た時は、一緒に喜んであげて下さい。